双眼鏡の選び方(スポーツ観戦)

Jan 19, 2024伝言を残す

倍率

広い競技場で物体を見るときに気になるのが「倍率」です。倍率とは、双眼鏡を覗いたとき、肉眼で見たときの物体の大きさを表します。好きな選手を近くで見たいなら、大切なのは「倍率」です。スタジアムのサイズを把握し、適切な倍率を選択することをお勧めします。

「物体までの距離を倍率で割った数式」により、双眼鏡を使わずに物体を見た場合と同様に、双眼鏡を通して見える物体までの距離がわかります。

例:ステージまでの距離が100mの場合

8倍双眼鏡の場合、100÷8=12.5m
10倍双眼鏡の場合、100 ÷ 10=10m

物体までの距離は12.5または10mに見えます。

 

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「もっと近くを見るには倍率を高くした方が良いのでは?」と思うかもしれません。 ただし、倍率が高くなると視野が狭くなり、手ブレしやすくなります。 高倍率の場合は三脚の使用を推奨しますが、競技場などでは三脚の使用が禁止されている場所がほとんどです。

手持ちで見る場合は、視界の揺れを防ぐために最大 10 倍の倍率をお勧めします。 最近では、高倍率でも双眼鏡のブレを軽減する手振れ補正機能(防振タイプ)を備えた双眼鏡もあります。

また、突然の雨に備えて屋外でも使える「防水」双眼鏡もあったほうが良いでしょう。 曇りにくく、安心してご使用いただけます。

 

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輝度

室内スポーツの場合、特にチェックすべきは「明るさ」です。 スタジアムは屋外に比べて暗いため、明るさの値が高い双眼鏡を選択することをお勧めします。 明るさは双眼鏡の倍率と対物レンズの有効径で決まります。

明るさ=対物レンズ有効径 ² / 倍率 ²。

つまり、同じ倍率であれば、対物レンズの有効径が大きい双眼鏡の方が明るくなります。 また、口径が同じであれば、倍率が低い双眼鏡の方が明るくなります。

ただし、対物レンズ径が大きくなると双眼鏡の重量が重くなりますので、手持ちで見る場合は対物レンズ径20mm~32mmの双眼鏡をお勧めします。

また、同じ明るさでもレンズ素材やレンズコーティングなどによって見え方の画質が異なりますので、店頭で実際に比較してみることをおすすめします。

 

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視野

サッカーやラグビーなどの動作が多いスポーツの場合は、視野の広い(数値が大きい)双眼鏡を選ぶのがベストです。

実視野とは、双眼鏡を動かさずに見える範囲を角度で表したものです。 実際の視野が狭いと、すぐにオブジェクトが表示領域から外れてしまい、プレイヤーを追うのが困難になります。 動作の多いスポーツ観戦には、視野の広い双眼鏡が特におすすめです。 一般的に倍率が高くなるほど実際の視界は狭くなりますので、スタジアムの広さを把握した上で双眼鏡を選んだ方が良いでしょう。

 

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